太陽の光をキラキラのプリズムに変えてくれるサンキャッチャー。
風水グッズやインテリアグッズとして、最近人気が高まっています。
私もお友だちからの紹介がきっかけで、最近サンキャッチャーを楽しむようになりました。
ゆらゆら揺れる七色の光を見ていると、とっても心が癒されます。
ただ、ひとつだけ気にかかるのは「火事」のこと。
今回はサンキャッチャーと火事の関連性について調べてみました。
光を1点に集める凸レンズ
真夏にペットボトルが原因で火事になったというニュースを耳にしたことはありませんか?
確かに真夏の日差しはとても強く、しかも強烈な熱さですよね。
でもまさかペットボトルが火災の原因になるとは!
思わず怖くなってしまった方も多いのではないでしょうか。
ペットボトルから発火してしまった原因は、ペットボトルに凸レンズの作用があることです。
小学校の理科の時間に、「虫眼鏡で太陽の光を集め、黒い紙に穴をあける」という実験をやったことはありませんか?
これは、虫眼鏡=凸レンズで光を1点に集めるという実験です。
光を集めて熱い温度にして、紙を焦がしていたんですね。
収れん火災
虫眼鏡と同様に、ペットボトルに強い日差しが当たると、光が1点に集められることにより熱くなり、そのまま放置しておくと、最悪の場合、温度の上昇により火事が起きてしまう場合があります。
このような火事を「収れん火災」といいます。
同じように、金魚鉢や花瓶などが凸レンズのように光を集め、発火して火事が起きてしまったということもあるそうです。
では、サンキャッチャーには、火事の原因となってしまう凸レンズの作用はあるのでしょうか?
サンキャッチャーは光を分散するので安心
サンキャッチャーの通販サイトをいろいろ見ていると、必ずと言っていいほど「よくある質問」の中にサンキャッチャーと火事についての回答が書かれており、どのサイトにも「火事の心配はない」とあります。
その理由は、サンキャッチャーは光を分散させるようにカットされたクリスタルガラスが使われているからです。
光を集めるのではなく分散させるため、収れん火災を心配する必要はないというわけなんですね。
ただ単に「心配ない」と書かれているわけではなくて、科学的にも納得のできる理由があるので安心ですよね。
実は私も少し不安だったので、今回しっかり調べてみて本当によかったです。
これからは安心してサンキャッチャーライフを楽しめそうです!
でもどんなことにも「100%」はあり得ません。
サンキャッチャーを購入する際、知っておくべき3つのポイントについてまとめてみました。
購入時に知っておくべき3つのポイント
球形のパーツは光を集めてしまうので要注意
球形のものでも、多面カットされているものなら心配ありません。
でも、カットが施されていない大きな丸い玉は、光を分散させず集めてしまうので、火事の心配はもちろんのこと、パーツを通して目に光が入るととても危険です。
通常は、カットしていない球形のパーツをサンキャッチャーに使うことはないので、あまり気にする必要はありませんが、念のために知っておくことが大切だと思います。
手作りのサンキャッチャーは要チェック
市販のサンキャッチャーは、火事が起きないようなしっかりとした配慮がなされていると思いますが、少し注意が必要なのは、お友だちが趣味で作っているといったような、手作りのサンキャッチャーです。
火事になってからでは遅いので、先ほど書いたような球状のパーツや、凸レンズ加工がされているパーツを使っていないかなどを自分自身でもチェックした方がよいかもしれません。
制作者や販売者が収れん火災についてしっかりと認識しているということを確認できると、より安心してサンキャッチャーを楽しめると思うので、何かわからないことがあれば事前に尋ねてみることも大切ですね。
収れん火災の危険性は「ほとんど」ない
サンキャッチャーが原因で火事が起きることはほとんど考えられません。
とはいえ、やはり「ほとんどない」なんです。
「絶対ない」とは言い切れないと思います。
「万が一」「自己責任」ということは頭のどこかに置いておいた方がよさそうです。
西日の部屋でも大丈夫、という回答を目にしたとしても、例えば、真夏の西日に照らされて熱くなることがわかっている窓に飾る場合などは、外出時はカーテンを閉めておく、楽しむときだけ飾るなど、念のための対応をしておくことでより安心できそうです。
まとめ
ほこりに静電気が原因で着火して火事になってしまう、ということもよくありますが、何が原因であれ、ひとたび火事が起きてしまうと、「不注意でした」では済まされませんし、自分の家の損害はもちろんのこと、近隣の方にも被害を与えてしまうことにもなりかねません。
また、癒しのために購入したサンキャッチャーで不安な気持ちになってしまうのはとっても残念なことですよね。
今はPL法もあり、お店でも100%安全とは断言できず、念のための注意書きを載せているところもあるようです。
あまり心配しすぎる必要はありませんが、ぜひこの3つを頭の片隅におきながら、少しでも疑問点があれば、お店や制作者に尋ねてみるなど、納得がいくよう自分で動くことが必要かなと思います。
ぜひ、素敵なサンキャッチャーライフを楽しんでくださいね!