気が付けば、もう5月ですね!新緑に心癒される季節になりました。
風邪やインフルエンザ、そしてロタウイルスなどウィルス性の嘔吐下痢症による脱水が多かった冬が終わり、ホッとしたのも束の間。これからやってくる暑い夏は、暑さによる脱水症に備える必要があります。
今まで、飲み残したOS-1の美味しい飲み方や、経口補水液の作り方を紹介してきましたが、今回は「飲ませ方のポイント」そして「注意点」について調べてみました。
経口補水液の飲ませ方と注意点
ゆっくり根気よく飲ませるべし
経口補水液の飲ませ方の最大のポイントは、ゆっくりと、少しずつ飲ませることだそうです。
脱水症状が心配な時には、とにかく少しでも多く水分を摂ってもらいたいと思ってしまいますが、特に吐き気や嘔吐がある場合は、一気に飲ませると吐いてしまうこともあり、さらにつらくなってしまいます。
最初はティースプーン1杯分ぐらいの少量を飲ませてみる。大丈夫なら少しずつ量を増やしていく。たったこれだけのことなのですが、一番大切なポイントなんです。
とにかくゆっくりと根気よく飲ませることが大切だということを頭に置いておいてくださいね。
わかりやすい動画も見つけましたので、ぜひチェックしてみてください!
電解質のバランスに注意
体への水分補給に効果のある経口補水液ですが、実はたくさん摂取することで、カラダに悪影響を与える場合もあるので注意が必要です。
大塚製薬のHPに1日当たりの目安量が書かれていましたので参考までに引用しますね。
下記の1日当たり目安量を参考に、脱水状態に合わせて適宜増減してお飲み下さい。
●学童~成人(高齢者を含む):500~1000mL(g) /日
●幼児:300~600mL(g) /日
●乳児:体重1kgあたり30~50mL(g) /日
どんなものでもそうですが、やはりバランスよく、量を調整しながら摂取することが大切です。
例えばOS-1はナトリウムとカリウムが比較的多く含まれていますが、これを単なる水だと思って大量に摂取してしまうと、カラダの電解質のバランスを崩してしまい、違った形の症状が出てしまうことも考えられるからなんです。
特に、心臓や腎臓、血圧に関する病気が心配される場合などは、医師に相談してから摂取した方が安心かもしれません。
スポーツドリンクと経口補水液の違いと使い分け
スポーツドリンクと経口補水液、どちらもいろいろな種類がありますが、代表的なものを調べてみると、下記のような違いがあります。
・電解質の量(ナトリウムやカリウムなど) スポーツドリンク<経口補水液
・クエン酸やアミノ酸の量 スポーツドリンク>経口補水液
・糖分 スポーツドリンク>経口補水液
下痢や嘔吐、発熱などによる脱水は、水分だけではなく体の電解質が失われる量が多いそうです。
通常の水分補給ならスポーツドリンクでも充分なのですが、脱水症が心配な時の水分補給には、電解質の多い経口補水液の方が適しています。
スポーツドリンクと経口補水液は、どちらも同じ水分補給のための飲み物なのですが、含まれている成分の違いをきちんと知り、状況に応じて使い分けすることが大切だと思います。
まとめ
経口補水液は自宅でも簡単に作ることができます。でも特にお子さんが小さい場合など、急な脱水症状の場合はやはり市販品が頼りになりますよね。
そして、病院で使用されている点滴液を数多く製造している大塚製薬の商品なら安心感も抜群だと思います。美味しさという点では我慢が必要ですが、やっぱりOS-1が一番信頼できる気がしますね。
今年の夏は、OS-1とは無縁な夏になりますように!
そしてもし脱水かなと思ったら、OS-1も活用しつつ、早めにお医者様に診てもらってくださいね。